請願

 

第193回国会 請願の要旨

新件番号 1086 件名 国の責任で、お金の心配なく誰もが必要な医療・介護等を受けられるようにすることに関する請願
要旨  憲法で保障された社会保障は、国の責任で実施すべきである。国の責任で、いつでもどこでも誰もがお金の心配なく必要な医療や介護、社会保障が受けられるようにすることを求める。「国保料が高過ぎて払えない」「窓口負担が高くて病院にかかれない」「利用料負担が高くて介護サービスを減らした」「独り暮らしが大変。でも特養に入りたくても入れない」など、地域では必要な医療や介護が受けられずに困り、医療や介護の充実を求める声が日増しに高まっている。その一方で、声を上げることもできず孤立死や介護殺人に至るなど、痛ましい事件も後を絶たない。更なる患者・利用者負担増、医療保険や介護保険給付を狭める制度改正は、一層の患者・利用者、家族への深刻な困難を引き起こす。
 ついては、憲法第二十五条に保障された社会福祉、社会保障の実現を目指し、国の責任で医療や介護を充実するよう、次の措置を採られたい。

一、保険料や自己負担を増やす計画をやめて国庫負担を増額し、医療・介護の保険料と自己負担を引き下げること。
二、公的保険の給付やサービスを削減せず、全ての人に安全・安心の医療・介護を保障すること。
三、どこでも必要な医療や介護・福祉が受けられるように、入院・入所を制限せず、病院や介護・福祉施設を確保すること。
四、医師・看護師・介護職員を増やして、医療・介護現場の労働条件の改善を図ること。
五、若い人も安心できる年金制度にすること。
 1 全額国庫負担の最低保障年金制度を実現すること。
 2 年金を毎年下げ続けるマクロ経済スライドを中止すること。
 3 年金の支給開始年齢の引上げなど更なる年金制度の改悪は中止すること。
六、国保組合の現行補助制度を守り、国保組合の育成強化をすること。

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