請願

 

第192回国会 請願の要旨

新件番号 69 件名 原発ゼロを直ちに決断することに関する請願
要旨  福島原発事故は収束するどころか事故の真っただ中にある。取り分け、放射能汚染水は、大量の放射能が外部に放出しかねない非常事態に陥っている。ここまで事態が悪化してきたのは、政府も東京電力もいずれ海に流せばよいとする安易で許し難い場当たり的で無責任な対応に終始してきたためである。福島原発の原因究明もないまま、世界最高水準の安全な基準で安全が確認された原発は再稼働するとし、巨大噴火への備えもまともな避難体制もなく火山学者が無理だと指摘している川内原発を合格させた。万が一事故が起きたときは、国は関係法令に基づき、責任を持って対処するとしながら、避難対策は自治体任せであり、日本で大地震が起きないと言える場所はなく、世界最高水準の安全基準という言明は破綻している。政府は、直ちに原発ゼロを決断し、再生可能エネルギーへの本格的対策を取るべきである。全ての原発の廃炉へ向け、高度な技術と人材の投入による長期間にわたる一大国家事業を進めることこそ必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、政府は原発ゼロを直ちに決断すること。

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