請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 2519 件名 日本軍慰安婦問題の真の解決に関する請願
要旨  慰安婦問題は、第二次世界大戦時の日本軍による女性の人権侵害として日本が解決を迫られている問題である。被害者は高齢化し、生きている間に解決をという悲痛な訴えは日々切実さを増している。日本政府は、これまでかたくなに解決済みとしてきたが、二〇一五年十二月の日韓外相会談で、日本軍慰安婦問題について日本政府が当時の軍の関与を認め、安倍首相が心からおわびと反省の気持ちを表明したことによって一歩前進した。同時に、日本政府は最終的、不可逆的に解決することを確認したと言うが、最終的解決かどうかは真の謝罪・解決として被害者自身と韓国社会・国際社会が受け入れるかどうかである。問われているのは日本政府の対応である。被害者が強制的に日本軍慰安婦にされた人権侵害の事実を認め、公式謝罪、国家賠償を行い、被害者の人権と尊厳を回復すること、慰安婦問題はなかったなどの公人、政治家の暴言に政府として反駁(はんばく)すること、次世代への正しい歴史教育を行うことについて責任がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、被害者への公式謝罪、賠償、次世代教育など「慰安婦」問題の真の解決を行うこと。

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