請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 2470 件名 配慮ある復興公営住宅の建設、被災JR線の復興に関する請願
要旨  東日本大震災と東電福島第一原発事故から五年、復興は遅々として進まず、今なお約十七万八千人が避難生活を余儀なくされ、震災関連死は三千四百七人に上る。復興集中期間の五年を契機として被災地への支援を縮小させず、未曽有の大震災の復興にふさわしい予算を継続し、生活再建最優先の対策が進むことを被災者はもちろん多くの国民が望んでいる。また、全国各地で予想される大地震や災害に備えた対策の充実も急がれる。
 ついては、災害によって生存権が危機に瀕(ひん)したときにこそ人間らしい最低限の生活が保障されるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、希望者全員が入居でき、世帯の要望に見合った復興公営住宅の建設、家賃や生活などの支援、自主的なコミュニティーづくりへの支援、長期化する仮設住宅でも住めるような住民の要望を踏まえた改善、地元の木材等の活用と業者への発注を定着させること。
二、被災で不通となったJR線については沿線住民・自治体の意向に沿って、速やかな復旧をJR東日本に働きかけ、鉄路復旧のための支援策を取るなど公共交通の復興に国が責任を持つこと。

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