請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 2379 件名 労働時間の短縮と安定した雇用で男女共に人間らしい働き方を求めることに関する請願
要旨  安倍内閣は、女性の活躍、一億総活躍社会を掲げ、女性や高齢者を活用し、世界で一番企業が活動しやすい国にと労働法制の規制を更に緩和させようとしている。労働者派遣法はいつまでもどこでも派遣労働者を使い続けられるよう改悪され、今や非正規雇用は四割を超えた。雇用不安、長時間・過密労働や夜勤交代制労働などで心身の健康を損なう人が後を絶たない。今求められているのは、正規雇用が当たり前の働き方と労働時間の短縮、生活できる賃金である。誰もが憲法に保障された権利を守られ、安心して働き続けられるルールの確立を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、残業代をゼロにする労働時間(残業)の規制や裁量労働制の拡大など、労働法制の規制緩和は行わないこと。
二、労働者派遣法を早急に改正すること。派遣労働は、臨時的・一時的、専門性の高い業務に限定し、正社員との均等待遇を保障すること。
三、解雇の金銭解決制度など、解雇をしやすくする法改正は行わず、解雇規制を強化すること。

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