請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 1756 件名 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員に関する請願
要旨  厚生労働省は、国民が将来にわたって質の高い医療サービスを受けるために、医療スタッフが健康で安心して働き続けられる環境整備を求めて、二〇一一年六月に看護職、二〇一三年二月に医療分野の「雇用の質」の向上を求める通知を発出した。特に、夜勤・交替制勤務は、身体負担が大きく、慢性疲労・睡眠障害・循環器系障害・発がん性など健康への影響が危惧されている。また、酒気帯び運転と同程度に労働能力が低下し、患者・利用者の安全を脅かす。以上の点から、労働時間の短縮を含めた改善は喫緊の課題であり、ILO看護職員条約・勧告、EU労働時間指令などの国際基準に照らした改善が求められる。安全・安心の医療・介護は、国民の切実な願いであると同時に、医療・介護に従事する者の願いでもある。
 ついては、安全・安心の医療・介護を実現するため、次の事項について実現を図られたい。

一、看護師など「夜勤交替制労働者の労働時間を一日八時間、勤務間隔十二時間以上、週三十二時間以内」とし、労働環境を改善すること。
二、医師・看護師・介護職員などを大幅に増やすこと。
三、国民(患者・利用者)の自己負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。

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