請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 3889 件名 憲法に基づく立憲主義に反し、第九条を踏みにじる安全保障関連法案の廃案を求めることに関する請願
要旨  安倍政権は、昨年七月に集団的自衛権行使容認を閣議決定し、本年五月には閣議決定を具体化するため安全保障関係の新規立法と十法の改正法案(以下「安全保障法制」という。)を国会に提出した。この安全保障法制では、(一)これまでは戦闘地域とされていた場所にまで自衛隊を派遣してアメリカ軍の軍事支援を行い、相手から攻撃されれば武器を使用して応戦する(二)歴代政府の憲法解釈を百八十度変えて、日本がどこからも攻撃されていないにもかかわらず、アメリカが攻撃されれば、集団的自衛権を発動してアメリカの戦争に参戦する(三)戦乱が続く地域に自衛隊を派遣して治安活動を行い、任務遂行のためには武器使用を認めることになる。日本が攻撃されてもいないのに海外で武力行使をする集団的自衛権の行使は歴代政府でさえ憲法上許されないとしてきたものであり、一内閣の閣議決定や法律の改正で乗り越えようとすることは憲法に基づく立憲主義に反したものであり憲法第九条を踏みにじるものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、安全保障関連法案を廃案にすること。

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