請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 2788 件名 日本を海外で戦争する国に変える集団的自衛権行使容認に反対することに関する請願
要旨  日本国憲法は、悲惨な戦争と専制政治への痛恨の反省から、平和と民主主義を求める日本国民と世界の人々の強い願いによって生まれた。戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認を定めた日本国憲法第九条は、二十一世紀の世界平和への羅針盤として、ますます輝いている。しかし安倍政権は、集団的自衛権の行使ができるよう第九条の解釈を変更し、日本を海外で戦争する国に変えようとしている。それは、戦争しないと誓った世界への約束である日本国憲法を踏みにじり、事実上第九条を削除するものである。海外での武力行使に道を開く集団的自衛権の行使容認を断じて許すことはできない。また、第二十五条など画期的な人権保障の規定を持つ日本国憲法に対しても、安倍政権は人が人であるあかしとしての自由の権利や人間らしく生き働く権利への侵害を強めている。このような憲法改悪の動きや憲法の原則を踏みにじる政治を受け入れるわけにはいかない。今政治が取り組むべきことは、憲法と相入れない現実を正し、憲法を平和と暮らしにいかすことである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日本を「海外で戦争する国」に変える集団的自衛権の行使容認に反対すること。

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