請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 2718 件名 国の責任で小・中学校の三十五人学級を早期に実施することに関する請願
要旨  安倍首相は、本年二月の衆議院予算委員会で「三十五人学級実現に向けて努力していきたい」と答弁した。三十五人学級は、二〇一一年、義務教育標準法の一部改正案が全会一致で可決され、小学一年を三十五人学級にし、附則で小学二年以降も順次改定を検討・実施すると定められた。翌年の二〇一二年度予算では、小学二年を三十五人学級にする予算も付き、その後も順次進むはずであった。ところが、安倍政権になって二〇一三年度も二〇一四年度も三十五人学級は実施されていない。教育現場に競争や管理、統制が強まる中で、子供たちはストレスを抱え、いじめや不登校、暴力など様々な問題が噴出している。少人数学級は、教師が子供一人一人に寄り添い、時間を掛けて話を聞いたり、語り合ったりすることができる。子供の発言や発表の機会も増え、子供たち自身が力を付けることにつながる。既に住民の願いに応えて少人数学級を実施している自治体も増えている。首相の答弁に基づき、国が責任を持って少人数学級実現へと踏み出すよう強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小・中学校の三十五人学級を早期に実施すること。

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