請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 2213 件名 憲法違反の社会保障制度改革推進法を廃止し、社会保障の充実を進めることに関する請願
要旨  社会保障を良くすることは国民多くの願いであるが、願いに反して社会保障制度は相次いで改悪され、国民生活を苦しいものにしてきた。税と社会保障の一体改革という名前に社会保障の充実を期待した国民も少なくない。ところが、二〇一二年八月に成立した「社会保障制度改革推進法」は、憲法第二十五条の生存権・健康権とそれを保障する国の責任を破棄し、社会保障を自助・自立と共助に押し込める憲法違反の社会保障解体法であり、国民の願いとは逆行する法律である。推進法を廃止し、国民皆保険の堅持など公的責任による社会保障の改善・拡充を図る施策への転換を求める。また、国民生活を一層苦しめる消費税の増税ではなく、大企業や富裕層に応分の負担と責任を求める所得再分配機能の強化を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で国民が安心できる社会保障制度の充実を進めること。特に医療・介護・子育てなどの負担軽減を急ぐこと。
二、社会保障の公的責任を放棄し、個人の責任に変える「社会保障制度改革推進法」は廃止すること。

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