請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 1936 件名 憲法違反の解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にする全ての立法や政策に反対することに関する請願
要旨  安倍内閣は、これまでの憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使ができる国にしようとしている。しかし、世論の多くは第九条改憲に反対している。どの世論調査でも、第九条改憲反対は多数であり、最近では集団的自衛権行使容認反対は過半数を占めている。集団的自衛権の行使とは、日本と密接な関係にある国が武力攻撃を受けた場合、日本へ攻撃がなくともその国のために武力を行使するものである。それは、海外での武力行使に対する憲法上の歯止めを外し、日本を実質上、海外で戦争する国にしようとするものである。現行憲法を改正せず、解釈改憲により閣議決定や立法で憲法第九条を空文化するものであり、決して容認できない。さらに、一内閣の判断で憲法の解釈を勝手に変えることは、立憲主義の否定でもある。日本国憲法は、過去の悲惨な戦争と専制政治の深い反省、人々の平和と民主主義を希求する強い思いから生まれた。特に憲法第九条は、戦力の不保持、武力行使の放棄、交戦権否認を定め、日本はもとより広く世界でも支持を集めている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法違反の解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にする全ての立法や政策に反対すること。

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