請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 2034 件名 自治体非正規雇用労働者の雇用・待遇の抜本改善に関する請願
要旨  現在、自治体職場では正規職員の採用が行われず、臨時・非常勤職員等(非正規雇用職員)に置き換えられてきている。臨時職員は雇用中断がある、仕事を覚えた頃には雇用期間が終了するなど、非正規雇用職員が増加し恒常的業務を担っている現状は、職場にとって大きな課題である。こうした状況は、公務の中立性、能率性、サービスの質の確保・向上に支障を来している。また、行政から委託等で仕事を受注している民間労働者の雇用不安、ダンピングによる賃金・労働条件悪化が官製ワーキングプアとして大きな社会問題となっている。
 ついては、市民・労働者の福祉向上を責務としている自治体の役割を発揮するために、自治体非正規雇用及び公務公共関係労働者の抜本的な待遇改善に向けて、次の措置を採られたい。

一、住民の福祉増進を図るため、地方自治体が必要な職員配置ができるよう国として行財政上の措置を講じること。
二、自治体非正規雇用職員について、勤務の内容に応じた雇用・勤務条件が確保できるよう必要な法改正を行うこと。

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