請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 665 件名 憲法をいかし、将来に希望の持てる年金を求めることに関する請願
要旨  深刻な低年金や無年金問題…、非正規雇用の拡大など雇用の不安定化が、事態をより深刻にしている。高齢者だけでなく若者も将来に希望を持ち安心して暮らしていくために、年金制度の充実が必要である。ところが政府は、年金二・五%削減に続いて、年金を更に毎年引き下げるマクロ経済スライドの実施や支給開始年齢の更なる引上げなど、年金制度を一層悪くしようとしている。社会保障を個人の責任に変える「社会保障制度改革推進法」に基づく論議の結果である。これでは、将来不安から内需は冷え込み、雇用も一層悪くなる。雇用の安定とともに、国連からも勧告されている最低保障年金制度の創設を始め、全ての人が安心して暮らせる年金に改善すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、最低保障年金の創設など、全ての人が安心して暮らせる年金に改善すること。
二、年金二・五%の引下げを中止するとともに、年金を毎年引き下げるマクロ経済スライドは廃止すること。
三、働く人々に安定した雇用を保障するとともに、年金支給開始年齢の更なる引上げは行わないこと。
四、社会保障の公的責任を放棄し、個人の責任に変える「社会保障制度改革推進法」は廃止すること。

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