請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 653 件名 障害者の生きる権利を保障するヘルパー派遣制度に関する請願
要旨  肢体障害者が生きていく上で、日常生活を支えるヘルパー派遣制度はなくてはならないものである。しかし、障害者自立支援法(障害者総合支援法)や介護保険制度でのヘルパー派遣は、生活全般を支える制度とはなっておらず、利用範囲の制限がたくさんある。取り分け、通院(院内介助)や入院中のヘルパー派遣はほとんど認められていないことから、医療を受けるという重大な場面でよく理解しているヘルパーの支援が受けられず、安心して医療にアクセスできないという実態がある。一方、障害者福祉では生活全般を支える重度訪問介護サービスがあるが、通勤や就労、通年かつ長期にわたる外出などが制限されており、障害者の社会参加を阻んでいる。こうした現行のヘルパー派遣制度を一刻も早く見直し、障害福祉サービスや介護保険を利用する障害者や高齢者の生きる権利の保障を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、障害者福祉・介護保険のヘルパー利用について、以下のことを実現すること。
 1 通院時の院内介助や入院中のヘルパー派遣を認めること。
 2 重度訪問介護の利用制限をなくし通学、通勤・就労時、入院、外泊、運転介助等にも利用できるようにすること。

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