請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 614 件名 パーキンソン病患者・家族の視点に立った療養生活の質的向上に関する請願
要旨  パーキンソン病は、発症原因が未解明であり、進行が止められない神経難病である。処方薬による症状緩和と進行抑制効果で、平均寿命まで生存できると言われるようになった。患者・家族は、症状による日々の苦痛あるいは進行への不安に加え、厳しい経済状況、専門医師の不足、介護負担の増大、医療福祉制度の後退など厳しい療養生活を強いられている。患者・家族は、病気の原因が解明され、根治治療法が確立し、パーキンソン病の新たな発病患者が出ないよう願っている。国民の理解を深めるための交流活動に対し、医療支援の助成と同様の支援を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、パーキンソン病の発症原因解明と治療法研究を促進し、根治治療法の早期確立をすること。
二、難病対策の法制化に当たって、医療費助成については、対象疾患と認定された患者も対象とすること。
三、患者・家族等の治療・療養に関する施策には、当事者である患者・家族の声に耳を傾けて十分に反映したものにすること。

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