請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 513 件名 教育費負担の大幅軽減、安全な学校施設の実現に関する請願
要旨  子供の貧困が広がり、重過ぎる教育費負担に悲鳴が上がっている。日本の教育予算は、OECD(経済協力開発機構)加盟国中四年連続最下位である。長年の運動に押されて二〇一二年九月、日本政府は、三十三年間留保してきた国際人権A規約(社会権規約)第十三条(b)(c)の撤回を国連に通告し、高校・大学の無償化を進めることを国際社会に表明した。日本国憲法が定める等しく教育を受ける権利を保障するためにも、教育費の大幅な軽減、安全な学校施設・環境が実現されることを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小・中・高校の三十人学級を実施すること。
二、全ての小・中学校で、自校方式の学校給食を実施すること。
三、給食費・教材費を含め義務教育を無償にすること。就学援助制度の国庫負担を復活し、充実させること。
四、所得制限なく、公立高校授業料無償を継続し、私立高校等の就学支援金制度を拡充すること。
五、大学学費を引き下げ、奨学金を全て無利子にし、返済不要の給付制奨学金を早急に創設すること。
六、全ての小・中・高校の耐震化、緊急地震速報受信システム配備を急ぎ、防災教育・訓練を徹底すること。

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