請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 56 件名 憲法改悪に反対し、第九条を守り、いかすことに関する請願
要旨  世論の多くは第九条改憲に反対している。どの世論調査でも、第九条改憲反対は多数であり、最近では集団的自衛権行使容認反対は過半数を占めている。にもかかわらず、安倍政権は、しゃにむに集団的自衛権行使ができるように突き進み、閣議決定や立法で憲法第九条を空文化しようとしている。準備されている「国家安全保障基本法案」は、集団的自衛権行使容認やそのためのあらゆる制度・政策を織り込んだ総動員体制を目指している。日本をアメリカと共に世界のどこでも武力行使ができる戦争する国にしようとしている。そのため、内閣法制局長官の交代や首相の私的諮問機関にすぎない「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」などの利用を強引に進めている。日本国憲法は、過去の悲惨な戦争と専制政治を反省し、人々の平和と民主主義の渇望の中から生まれた。特に憲法第九条は、「武力による威嚇又は武力の行使の放棄」「戦力不保持」「交戦権否認」を定め、国内でも世界でも人々の支持を集めている。戦争のない平和なアジアと世界を願い、憲法第九条を形骸化する集団的自衛権の行使を絶対に許すことはできない。また、明文改憲に反対し、憲法を守り、いかすことを強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法改悪に反対し、第九条を守り、いかすこと。

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