請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 907 件名 若者の雇用を拡大し、賃上げを行うことに関する請願
要旨  今、長期にわたって国民の所得が減少し、消費が落ち込み、そのために経済が悪化する深刻なデフレが日本経済の大問題になっている。電機・情報産業の大企業が十三万人もの労働者をリストラしている。その上、消費税を大増税すれば、消費を更に冷え込ませ、デフレを一段と進行させる。地域経済はもちろん、大企業の経営基盤を崩壊させ、国の財政を更なる危機に陥れる。被災者・被災地に深刻な打撃を与える。今日本に必要なのは、内需を拡大することである。そのためにも、消費税増税を中止すること、リストラをやめて雇用拡大、賃上げを行うこと、中小企業・農漁業者の営業を守ること、医療や年金などの社会保障を充実することが求められている。特に、二人に一人が非正規雇用である若者の雇用が安定化し、賃金が上がってこそ、日本経済復活の道が開ける。経済的な理由で「結婚できない」「子供を産めない」という不安も解消していく一歩を踏み出すことができる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、電機・情報産業などの大企業によるリストラ計画の中止などにより雇用を守ること。
二、労働者派遣法を抜本改正し、「正規雇用が当たり前」のルールを作ること。
三、最低賃金を時給千円以上に引き上げること。

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