請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 746 件名 憲法改悪に反対し、第九条を守り、いかすことに関する請願
要旨  どの世論調査でも、第九条改憲反対は多数であり、世論の多くは第九条改憲に反対している。にもかかわらず安倍政権は、自国の自衛ではなく、同盟国アメリカ軍への援護のための自衛隊の武力行使は合憲であると強弁して、しゃにむに集団的自衛権行使ができるように突き進み、閣議決定や立法で憲法第九条を空文化しようとしている。準備されている国家安全保障基本法案は、集団的自衛権行使容認やそのための特定秘密保護法案など、あらゆる制度・政策を織り込んだ総動員体制を目指し、日本がアメリカと一緒に世界のどこでも戦争ができる国にしようとしている。そのため、禁じ手ともいうべき異常な内閣法制局長官の人事配置や首相の単なる私的諮問機関にすぎない「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」などの利用を強引に進めている。日本国憲法は過去の悲惨な戦争と専制政治を反省し、人々の平和と民主主義の渇望の中から生まれた。特に憲法第九条は武力による威嚇又は武力の行使の放棄、戦力不保持、交戦権否認を定め、国内でも世界でも人々の支持を集めている。戦争のない平和なアジアと世界を願い、憲法第九条の明文改憲に反対するとともに、憲法第九条の実質的改憲にほかならない集団的自衛権の行使容認を絶対に許すことはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法改悪に反対し、第九条を守り、いかすこと。

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