請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 701 件名 国の財源で高過ぎる国民健康保険料(税)を引き下げることに関する請願
要旨  高過ぎる国保料を支払えず自殺したり、保険証を取り上げられ受診できず命が奪われる事態が相次いでいる。所得三百万円の四人家族で国保料が四十万円以上(札幌、京都、大阪、福岡など)という過重負担で、保険料の収納率は八八%にまで下がり、制度そのものが危うくなっている。ここまで保険料が高くなった原因は、従来の自民党政治の下で国保会計への国庫負担の割合を五〇%から二五%に半減させたからである。民主党政権は、国保の立て直しに九千億円を充てるとしていたが果たされなかった。緊急に四千億円投入するだけでも、一人一万円の保険料引下げが可能である。さらに、国庫負担を計画的に元に戻して、誰もが払える保険料にすることが必要である。直ちに具体的な対策を取ることを求める。国保料が高過ぎて払えず保険証を取り上げられた世帯が三十万世帯を超え、保険証がなくて病院にかかれず、手遅れで死亡する事例が全国から報告されている。保険証取上げを義務付けた国保法を改正し、生活困窮者からの保険証取上げを直ちにやめるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。
 
一、削られた国庫負担を元に戻し、国保料を引き下げること。
二、緊急に一人一万円の値下げを、国の財源で行うこと。 
三、保険証取上げを義務付けた国保法を直ちに改正すること。

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