請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 333 件名 原発再稼働を許さず、再生可能エネルギー政策へ転換することに関する請願
要旨  世論調査でも原発をなくしてほしい、再稼働反対の願いは過半数を超えている。福島原発事故によりいまだ十五万人を超える県民が避難生活を強いられている。事故の究明や検証がされないまま、新規制基準がつくられ電力会社による再稼働申請が始まったが、原発を再稼働しなくても電力は足りることも明らかになっている。新規制基準は、重大事故に対処するための必要な機能の設置について、一部のものには五年間の猶予期間があるなど、再稼働を前提にする新基準である。政府は、成長戦略に原発活用を盛り込み、日本の原発を世界に輸出するため、アラブ諸国などと原子力協定を結び、首相自らトップセールスを行っている。五月以降、福島原発の観測井戸から高濃度のセシウムが漏れ、海に流出したことが明らかになり、汚染水処理の対策もされていない。そうした状況で原発再稼働、原発輸出は到底許されるものではなく、今必要なのは、被災地の復興と原発被害の対処である。原発再稼働、輸出は、国民の生命と生活を軽視しており、未来の子供たちに残すべきではない。原発ゼロの日本を目指し再生可能エネルギー政策への転換を求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、原発再稼働をしないこと。
二、原発を世界に輸出することはやめること。
三、再生可能エネルギーへの転換を図ること。

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