請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 88 件名 原発ゼロを直ちに決断することに関する請願
要旨  福島第一原子力発電所の事故は、収束するどころかその被害は拡大し、放射能被害は福島県を始め全国に広がり、三郷市・八潮市のようなホットスポットといわれる放射線量の高い地域が各地に出現し、国民に甚大な影響を与え続けている。このような状況の中で、放射性物質が食べ物や環境を汚染し、子供たちの内部被ばく・外部被ばくに不安な毎日を送っている。しかし、二〇一二年七月のさようなら原発十万人集会や毎週金曜日の首相官邸包囲行動など、全国に原発ゼロの声が広がり、政府ですら国民の過半数が原発に依存しない社会を望むと認めざるを得なくなっている。政府は、新たな核燃料をつくる再処理事業を続けようとし、安全性が確認された原発を重要電源として活用するなど、原発ゼロの世論に背を向け、その実現を先送りし、当面は原発に固執する立場だといわざるを得ない。原発もなく、戦争も貧困もなく、明るい平和な世界、子供たちに笑顔と希望あふれる社会を手渡すために、全ての原発から直ちに撤退する決断を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、福島原発事故を世界中の力を合わせ一日も早く終わらせること。
二、全国の原子力発電所をなくすこと。

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