請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 1544 件名 老いても地域で安心して暮らせるための高齢者の居場所づくりに関する請願
要旨  老後の居場所の不安を多くの国民が感じており、特別養護老人ホームは膨大な入所待ち者を抱えている。介護保険改正で導入された定期巡回・随時対応サービスは普及せず、サービス付高齢者向け住宅は増えているが、入居費用・家賃・食事代が全額自己負担で、年金の少ない人は入ることができない。さらに介護保険制度について、社会保障・税一体改革の一環として利用者負担の引上げや軽度者サービスの切捨てまで検討されていることは重大である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、介護施設・居住系サービス・小規模多機能施設などを増設し待機者をなくすとともに、老後の住まい確保は国・自治体の責任で行い、「住宅手当」を制度化すること。
二、介護の担い手に対する支援を抜本的に強化し、介護従事者の「労働条件改善交付金」と「家族介護手当」を制度化すること。
三、利用者負担増・軽度者切捨ての介護保険制度改悪をやめ、国・自治体の負担を増やし介護報酬の大幅引上げと人員基準の改善を行うこと。

一覧に戻る