請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 829 件名 年金、医療制度などを改悪する社会保障の切捨てをやめ、社会保障と税の一体改革の中止を求めることに関する請願
要旨  野田政権(当時)は、「社会保障と税の一体改革」と称して社会保障を切り捨てる一方で、消費税率を二〇一四年四月に八%、二〇一五年十月には一〇%へ大幅に引き上げる法案を成立させた。五%の増税分を「全て社会保障に充てる」としているが、「社会保障の安定化」に充てると説明している四%分は従前の財源に置き換えるだけで、浮いた分は他の財源に使われることになり、また、「社会保障の充実」に充てるという一%分についても、年金や子ども手当(現行の「児童手当」)の減額、老人医療費の引上げなどで消えてしまうことになり、事実上は社会保障には全く充てられないことになる。社会保障財源は、消費税の増税ではなく、聖域扱いとなっている軍事費や、大型公共事業などの無駄を削減するとともに、大企業・大金持ちへの優遇税制を改め、応能負担の原則に立った公平税制で確保すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金、医療制度などを改悪する社会保障の切捨てをやめること。

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