請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 743 件名 消費税増税の実施中止に関する請願
要旨  消費税率を八%に引き上げるという二〇一四年四月が迫っている。二〇一五年十月には一〇%に引き上げる計画であり、消費税の大増税は余りに無謀である。今、長期にわたって国民の所得が減少し、消費が落ち込み、そのために経済が悪化する深刻なデフレが日本経済の大問題になっている。消費税の大増税は、消費を更に冷え込ませ、デフレを一段と進行させ、地域経済はもちろん国の財政を更なる危機に陥れる。今でさえ大変な暮らしが成り立たなくなり、商売も立ち行かなくなることは明らかであり、被災者・被災地にも深刻な打撃を与える。日本に必要なのは、内需を拡大することである。そのためにも、消費税増税を中止すること、リストラをやめて賃上げを行うこと、中小企業・農漁業者の営業を守ること、医療や年金などの社会保障を充実することが求められる。社会保障の拡充、デフレ脱却と財政危機打開のためには、富裕層や大企業など負担能力のあるところに力相応の社会的責任を果たしてもらう、国民の所得を増やして経済を立て直すなど、消費税に頼らない別の道を進むべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税増税の実施を中止すること。

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