請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 652 件名 非核法の早期制定に関する請願
要旨  世界の恒久平和は人類共通の願いであり、私たちに課せられた最大の責務は、核兵器を廃絶し、戦争のない社会、平和で安心して暮らせる社会を子孫に引き継ぐことである。世界は包括的核実験禁止条約など、核兵器廃絶に向けた対話と協調の時代へと転換しようとしているが、アメリカ、ロシアを始め大量の核兵器が厳然として存在し、新たな核兵器保有国も懸念され、世界の平和と人類の生存に大きな脅威を与えている。私たちは、世界最初の核兵器・原子爆弾を被爆した国民であり、広島・長崎の惨禍を繰り返さないよう、核兵器の恐ろしさ、核兵器の廃絶を世界の人々に訴え続けなければならない。日本国憲法に掲げられている恒久平和の崇高な理念に基づき、全ての人間の権利と平等、自由と平和を互いに創出しながら、全ての国から一日も早く核兵器が廃絶されることを求める。国是である「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の三原則を遵守し、非核法を早期に制定することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、次の内容に基づく非核法の制定をすること。
 1 非核三原則「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」を明記すること。
 2 核拡散を防止し、アジア、太平洋の非核地帯化に努力することを明記すること。
 3 国の基本方針として核兵器廃絶に努力することを明記すること。

一覧に戻る