請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 406 件名 普天間基地の無条件撤去に関する請願
要旨  普天間基地は、住宅密集地に隣接し世界一危険といわれ、騒音被害も深刻であり、住民生活の安全を守るためにも直ちに閉鎖し撤去することが求められている。しかも、普天間に置かれている海兵隊は、イラクやアフガニスタンなどの戦争で先兵となってきた軍隊であり、日本を守るものではない。二〇一二年二月に日米両政府が発表した米軍再編計画の見直しにおいては、海兵隊をアジア太平洋の各地に分散移転することが明らかにされ、日米両政府がこれまで、海兵隊を沖縄に置く根拠としてきた理由も崩れてきているが、アメリカは、飽くまで沖縄を軍事拠点として使い続けるために、辺野古の新基地計画が進まなければ普天間が固定化すると脅迫している。しかし、辺野古を抱える稲嶺名護市長の新基地を認めない立場は明確であり、県議会や全市町村長を含め、基地の県内移設に反対する沖縄県民の意思は揺らぐことはない。政府は、沖縄県民と国民の意思を踏まえて、普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去の立場で対米交渉を行うことを決断すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去をアメリカに求めること。
二、辺野古新基地建設計画を撤回すること。

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