請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 311 件名 パーキンソン病患者・家族の視点に立った療養生活の質的向上に関する請願
要旨  パーキンソン病は発症原因が未解明であり、したがって根治治療法は未確立、進行が止められない神経難病である。処方薬により症状緩和と進行抑制効果は徐々ではあるが平均寿命まで生存できると言われるようになった。患者・家族は症状による日々の苦痛あるいは進行への不安に加え、高齢化、老老介護、厳しい経済状況、専門医師の不足、医療福祉制度の後退など厳しい療養生活を強いられている。地域格差からくる在宅医療の格差はまちまちで、処方薬なくして生存は不可能である。患者・家族は、病気の原因が解明され、根治治療法が確立し、パーキンソン病の新たな発病患者が出ないよう願っている。治療研究(新技術)・製薬の研究所・企業等に対する全面的支援、国民の理解を深めるための交流活動に対する医療支援助成同様の支援を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、パーキンソン病の発症原因解明と治療法研究を促進し、根治治療法の早期確立をすること。
二、特定疾患治療研究事業において、医療費自己負担の軽減については、現行受給者対象者を削減しないこと。
三、患者・家族等の治療・療養に関する施策には、当事者である患者・家族の声に耳を傾けて十分に反映したものにすること。

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