請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 292 件名 消費税増税の中止と医療を始めとする生活必需品にゼロ税率の適用を求めることに関する請願
要旨  深刻な不況と働く人の三分の一が非正規職員の下で、国民の七人に一人が貧困状態にあるといわれる中、調査では、回答した半数近くの医療機関で、経済的理由による治療中断の事例が見られ、必要なときに医療にかかれない人が増えている。消費税の引上げは、所得の低い人ほど生活は困難となり、ますます医療にかかりにくくさせる。また医療機関では保険診療が非課税のため、医薬品・医療機器等の仕入れに係る消費税を医療機関が負担しており、経営を圧迫している。税率の引上げとなれば、ばくだいな消費税負担が医療機関に覆いかぶさり、地域医療の安定的な確保さえ難しくなる。消費税の増税は、適切な医療を十分に受けられない人を増やし、地域医療に携わる医療機関に深刻な経済的打撃を与え、国民皆保険を根底から崩壊させる。
 ついては、国民の命や暮らしを守り、消費税による医療機関の破綻を防ぐため、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税の増税を中止すること。
二、医療を始めとする生活必需品には、ゼロ税率を適用すること。

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