請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 96 件名 原発から撤退し、再生可能エネルギーへの転換を求めることに関する請願
要旨  東京電力福島第一原子力発電所の事故は、原発の危険性を明らかにし、多くの住民・中小業者を苦しめている。原発の技術は未完成であり、稼働することによって発生するばくだいな放射性物質(死の灰)を安全に処理する技術さえ存在しない。地震・津波大国にもかかわらず、国内に五十四基もの原発があることによって、全国に取り返しのつかない壊滅的な被害が及ぶ危険性がある。一方、世界では、ドイツ、イタリア、スイスなど、原発ゼロを目指す流れが広がっている。 
 ついては、安全な未来を次代に引き継ぐため、次の措置を採られたい。 

一、原発からの撤退を決断し、期限を決めて原発「ゼロ」を目指すこと。 
二、再生可能エネルギーの抜本的拡大を図ること。 
三、原発被害の完全賠償を東京電力と国の責任で行い、国民にその負担を押し付けないこと。 
四、放射能の除染と安全確保、仕事・雇用対策に政府が責任を負うこと。

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