請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 2427 件名 浜岡原発の永久停止・廃炉、日本から原発を無くすことに関する請願
要旨  福島第一原発事故は、放射性物質の大量放出によって福島県を中心に環境及び多くの住民に深刻な被害を与え続けている。浜岡原発は、東海地震の震源域の真上に位置し、世界一危険な原発と言われている。東海地震は、四連動とも五連動とも言われる大規模な地震となり、地面の大きな隆起が伴うと指摘されており、浜岡原発は、津波だけではなく激しい揺れの影響を受ける。また、現在の原発の技術は本質的に未完成で、極めて危険なものである。原発はばくだいな放射性物質(死の灰)を抱えているが、それをどんな事態においても閉じ込めておく技術は存在しない。そして、一たび大量の放射性物質が放出されれば、被害は深刻かつ広範囲で、将来にわたって影響を及ぼす。危険な使用済核燃料の処理についても実現のめどは立っておらず、原発を使い続けると未来に負の付けを回すことになる。二〇一一年九月に原子力委員会が発表した原子力政策に対する国民の意見の集計結果でも、「原子力発電を廃止すべき」は、「直ちに」と「段階的に」を合わせて九八%を占めた。国民は、再生可能エネルギーの推進と原発のない社会を望んでいる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、浜岡原発を直ちに永久停止・廃炉とすること。
二、原発からの撤退を決断し、期限を区切って全ての原発を停止・廃炉にすること。それに代わる再生可能エネルギーを政策的に推進すること。

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