請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 1890 件名 大飯原発三、四号機を再稼動しないことに関する請願
要旨  福島原発事故は地元福島はもちろん、東北から関東、日本全国に大きな被害と影響を与えている。事故は収束どころか、専門家による原発事故原因の徹底究明もまだ始まっていない。こうした中で、民主党政権は政治判断を強行し、大飯原発三、四号機の再稼動を進めようとしている。政府関係閣僚会議は原発再稼動のための基準を決め、関西電力の工程表の提出を受け、再稼動を容認したが、免震棟建設は二〇一五年度、二〇一三年度末までに防波堤かさ上げなど、安全対策の体を成していない。京都府や滋賀県など近隣自治体首長からも不同意が表明されている。一たび福井で原発事故が起これば、風向きにより京都市中心部まで深刻な放射能汚染が広がり、近畿千四百万人の水源・琵琶湖の放射能汚染は、命に関わる大問題となる。地震活性期のただ中にある日本で、福島第一原発事故はレベル七と認定された極めて深刻な大災害となっている。事故原因の徹底究明もなしに政治判断などによる原発再稼動は行ってはならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、大飯原発三、四号機の再稼動は止めること。

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