請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 1762 件名 障害者の所得保障制度の確立に関する請願
要旨  障害者自立支援法の見直しにおいて先送りされている障害者の所得保障制度を早急に議論し、どんなに重い障害があっても一人の人間として自立(自律)した生活ができるよう求める。また、制度の確立に向けては、国連・障害者権利条約が求めている「同年齢の市民と同等の生活水準」が保障されるように、国の法制度を抜本的に見直すことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金や手当など障害者の所得保障を早急に拡充すること。
 1 障害基礎年金や特別障害者手当の額を自立生活が可能な額に引き上げること。
 2 年金・手当の支給対象範囲を拡大すること。
 3 無年金障害者をなくすこと。また、現行の無年金障害者に対する特別障害給付金の対象者を拡大し、額を大幅に引き上げること。
二、現行の年金法制度の差別的な取扱いを見直すこと。
 1 障害基礎年金の子及び障害厚生年金の配偶者の範囲を拡大し、障害認定後に生まれた子や配偶者も加算の対象とすること。
 2 障害基礎年金における二十歳前障害者の所得制限を撤廃すること。

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