請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 1714 件名 尖閣諸島を守るための海上保安庁の警備体制強化に関する請願
要旨  政府は、法の正義と国民の意思に基づいて、領土、領海、領空を守らなければならない。ところが、那覇地方検察庁は平成二十二年九月、尖閣諸島沖の日本領海内において公務執行妨害容疑で逮捕された中国人船長を「我が国国民への影響や今後の日中関係を考慮して」処分保留のまま釈放した。那覇地検の決定は、同船長の無条件釈放を求める中国政府に日本政府が全面屈服したことにほかならず、国際社会に対し日本が尖閣諸島の領有権放棄を表明したことに等しい。尖閣諸島海域は、豊富な石油並びに天然ガスの埋蔵が確認されており、この領海及び天然資源を守ることは、日本の国益を守ることにほかならない。よって、領海侵犯という主権侵害行為に対して独立国家としての対応を放棄した決定を厳しく批判するとともに、政府に対し、日本の領土、領海、領空を守る態勢を確立することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、海上保安庁の警備体制を強化し、尖閣諸島海域で操業する日本の漁業者の操業・航行の安全を確保すること。

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