請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 1473 件名 原発事故処理に従事する労働者の安全と健康を保持することに関する請願
要旨  二〇一一年三月の東日本大震災によって、東京電力福島第一原子力発電所では、一号炉から三号炉までが炉心溶融(メルトダウン)する最悪の事態が発生し、水素爆発や工場外壁の破壊などによって、高濃度の放射性物質が海水・大気・土壌に放出されて環境を汚染する、未曽有の大事故となった。放出された放射性物質は、地域の住民や労働者だけではなく、まだ生まれていない将来の子供たちの健康と生命にも、計り知れない悪影響を与えるものと危惧する。原子力エネルギーは、人間だけでなく、生命有るもの全ての生存を脅かすものである。「経済活動に必要」を口実とした原発政策によってもたらされた「フクシマの恐怖と犠牲」を、未来に残してはならず、エネルギー政策を根本から見直すことが必要である。自然を収奪し、エネルギーを無限に浪費する生活を見直し、自然エネルギーを中心とした持続可能で平和な社会を実現しなくてはならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原発事故処理に従事している労働者の安全・健康を保持する体制を作ること。

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