請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 811 件名 社会保障の切捨て中止に関する請願
要旨  国民の暮らしと営業は、長引く不況と円高に加え、東日本大震災、福島原発事故の下、かつてない深刻な状況にある。こうした中、民主党政権は、「社会保障と税の一体改革」と称して、社会保障の連続改悪を進めながら消費税率を今の二倍の一〇%にしようとしている。これは、過去に類のない「消費税増税と社会保障の一体改悪」にほかならない。消費税率を一〇%にすれば、家計や個人消費が冷え込み、一層景気が悪化することは明らかである。社会保障改悪では、年金支給額の切下げや支給開始年齢の引上げ、定率の医療費窓口負担に加えた新たな定額の負担増などが計画されており、国民の命と健康を根底から脅かす。社会保障の財源は、聖域を設けず歳出の無駄を削減すること、負担能力に応じた税・社会保険料で賄うという応能負担の原則を貫いて確保すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、六十八歳や七十歳への年金支給開始年齢の引上げや、医療費の窓口負担増など、社会保障の切捨てをやめること。

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