請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 738 件名 社会保障切捨て反対に関する請願
要旨  暮らしは、収入が減り続け、医療・年金・介護などの負担が増えて、苦しくなるばかりである。こうした中、政府・与党は「社会保障と税の一体改革案」を決定し、社会保障を切り捨てる一方で、消費税率は二〇一〇年代半ばまでに段階的に一〇%に引き上げる決定をした。消費税は、「社会保障のため」「国の財政再建のため」などの理由で導入され、増税されてきたが、医療や年金などの社会保障は悪くなるばかりで、国の財政赤字は膨らみ続けている。消費税はそもそも、所得の低い人ほど負担が重い「暮らし破壊税」で、社会保障財源としては、最もふさわしくない税金であり、東日本復興の障害になる税金である。社会保障財源を確保し、国の財政を再建するためには、下げ過ぎた法人税や所得税の最高税率を元に戻すなど、税金の集め方を改革し、ばくだいな予算をつぎ込む大型開発の浪費を是正するなど税金の使い道を改善することこそ求められている。同時に、雇用や取引ルールの確立、農林水産業の再生など、国民が豊かになったと実感できる政治を実現することで、税収増を図ることが必要である。消費税が増税されれば、国民の消費は落ち込み、地域経済は壊滅的打撃を受ける。
 ついては、国民の暮らしや家計、地域経済を守るため、次の事項について実現を図られたい。

一、医療費や年金などの社会保障改悪はやめること。

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