請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 401 件名 動物愛護管理法改正に関する請願
要旨  「動物の愛護及び管理に関する法律」は、人が飼育する全ての動物について虐待の禁止と適正飼養を定めている。
 ついては、二〇一二年に予定されている法改正において、法制度の充実と実効力が確保され、より良い人と動物との共存社会が実現されるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、動物取扱業者に対する規制強化をすること。
 1 動物の繁殖販売業者の社会的責任に見合う規制の強化及び基準の実効性を確保すること。
 2 他の動物関連法との連携強化をすること。
二、動物行政の充実と民間協力の制度を確立すること。
 1 行政の犬猫等の収容施設の改善及び殺処分から一時保護への施策転換をすること。
 2 犬猫等の譲渡・適正飼養等に関して市民・民間団体等との協力関係を構築すること。
三、実験動物の国際原則3R(苦痛の軽減・使用数の削減・代替法)を強化すること。
 1 動物実験施設の登録制等による実態把握及び透明性を確保すること。
 2 3Rの実効性確保のための制度構築をすること。
四、畜産動物の福祉を推進すること。
 1 畜産動物の国際指針「五つの自由」の明記及び飼養保管基準を改正すること。
 2 生産者・消費者等に対する家畜福祉についての啓発普及を促進すること。

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