請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 285 件名 原発からの撤退の決断、エネルギー政策の転換に関する請願
要旨  福島第一原子力発電所の事故災害は、世界に放射能の恐怖と汚染を広げ、周辺住民の生活を奪った。放射線による遺伝子損傷など健康被害を受けた場合、現代の医学では有効な治療方法がなく、長期にわたる影響が懸念される。こうした事態を招いた歴代の政府、電力会社など、原発を推進してきた原発利益共同体の責任は重大である。原発は、一旦事故が起きれば制御が効かず、使用済核燃料・廃棄物の処理方法が未確立であるなど、危険極まりない技術である。まして世界有数の地震・津波国である日本では、原発を造るべきではない。政府は、原発からの撤退(脱原発)を決断し、国内全ての原子力発電所を計画的に廃止し、日本のエネルギー政策を転換すべきである。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、福島第一原子力発電所の事故を一刻も早く収束させ、廃炉にすること。
二、原発の新規計画を中止し、既存の原発は計画的に廃炉にすること。
三、原発からの撤退を決断し、日本のエネルギー政策の転換を図ること。

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