請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 627 件名 農林水産業の崩壊を招くおそれのあるTPP交渉参加への反対に関する請願
要旨  TPPは、一一月に野田総理大臣が交渉参加に向けて関係国と協議に入ることを表明した。しかし、情報開示も国民的な議論も不十分なことが指摘されているにもかかわらず、国民各層に大きく広がっている不安・懸念を払拭せず、こうした表明が行われたことに、多くの怒りの声、強い懸念が幅広い国民各層から出されている。TPPは、これまで我が国が諸外国・地域と締結してきた自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)とは全く異なり、関税撤廃の例外措置を一切認めないことを原則としていることから、我が国の農林水産業や農山漁村にこれまでにない壊滅的な打撃を与え、地域の経済・社会が崩壊するだけでなく、我々の食・命・暮らしを守ることができなくなるおそれがあり、一、一六七万人もの国民からTPP反対の声が寄せられた。
 ついては、TPP交渉参加に反対する多くの国民の声を国政に反映させるため、次の事項について実現を図られたい。

一、国民が強く望む、安全・安心な食料の安定供給、持続可能な農林水産業の振興等に向け、政府を挙げて、万全な施策の確立・推進に取り組むとともに、その支障となるTPPには参加しないこと。

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