請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 50 件名 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加への反対に関する請願
要旨  TPPは、昨年一〇月に政府から唐突に提起され、情報開示も国民的な論議も不十分なまま、一方的な議論が展開され、将来に対する不安と危惧を抱いている。TPPは、これまで我が国が諸外国・地域と締結してきた自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)とは全く異なり、関税撤廃の例外措置を一切認めず、また、医療、保険、食品安全性などあらゆる分野に関する国内の仕組み・基準の変更を強制するものであり、TPPが締結されれば、農林水産業を始め地域の経済・社会が崩壊するだけでなく、暮らしが一変してしまうおそれがある。
 ついては、TPP交渉参加に反対する多くの国民の声を国政に反映させるため、次の事項について実現を図られたい。

一、TPPは、我が国の食料自給率の向上どころか、農林水産業を含む地域経済・社会の崩壊を招くおそれがあり、かつ医療、保険、雇用、食品安全性など我が国の基準・制度の変更など、国の形を一変させるものであり、TPPへは参加しないこと。
二、国民が望む、安全・安心な食料・エネルギー等の安定供給、持続可能な農林水産業の振興、地域経済、社会、雇用の安定、環境保全等に向けた施策を確立すること。

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