請願

 

第177回国会 請願の要旨

新件番号 1622 件名 この星の全ての命を気候変動から守るための法律制定に関する請願
要旨  このまま温暖化が進めば、世界中でたくさんの生物が絶滅し、人類の生存すら難しくなる。これまで家庭や職場で多くの人がCO2など温暖化ガスの排出を減らす努力をしてきたが、国全体として排出量は増え続けている。世界の科学者たちは、深刻な被害を避けるためには地球の平均気温の上昇を工業化前より二℃未満にとどめ、この四〇年の間に温室効果ガスを大幅に減らす必要があると警告している。確実に温暖化ガスを減らすために、今すぐに法律や仕組みを整えることが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、温室効果ガスを確実に減らす法律を作ること。
 1 京都議定書の六%削減目標を守り、将来に向けて温室効果ガスを大幅に削減すること。
  (一)二〇二〇年には一九九〇年のレベルと比べて三〇%の削減をすること。
  (二)二〇五〇年には一九九〇年のレベルと比べて八〇%の削減をすること。
  (三)二〇二〇年には一次エネルギー供給の二〇%を再生可能エネルギーにすること。
 2 排出を減らしていくための制度を作ること。
  (一)CO2を減らす人・企業が報われ、CO2をたくさん出す人・企業には相応の負担を求める経済社会にすること(炭素税・排出量取引制度など)。
  (二)再生可能エネルギーを大幅に増やす仕組みを作ること(固定価格買取制度など)。

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