請願

 

第177回国会 請願の要旨

新件番号 909 件名 福島原発警戒区域における動物救済を求めることに関する請願
要旨  福島原子力発電所の事故により多くの家がペットを農家が家畜を残して避難しており、二〇㎞圏内だけでペット数千匹、牛と豚三万頭以上、鶏六〇万羽以上が飢え死にを待っている状態である。家畜を中心にその多くが餓死していると言われている一方で、まだ生きて飢えと闘っている動物がたくさんいることも確認されている。動物に餌と水を与えずに放置することは、環境省所管の「動物の愛護及び管理に関する法律」でも、罰則が定められ禁じられている虐待行為の最たるものであるが、飼い主はもちろん、国民の多くがこれら動物の身の上を案じている。生命尊重の観点、また今後の社会を担う子供たちの情操教育の観点からも、動物を見殺しにすることはあってはならない。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、家畜を含む動物への給餌給水をすること。
二、家畜を含む動物の生存が可能な場所への移動措置をすること。
三、獣医師等を含む動物救護専門家の警戒区域への立入りへの便宜を図ること。
四、家畜を含む動物の受入先のあっせんをすること。

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