請願

 

第177回国会 請願の要旨

新件番号 161 件名 衆議院比例定数削減反対に関する請願
要旨  民主党政権は公約に掲げた衆議院比例定数の八〇削減について、実行の機会をうかがっている。比例定数削減は人々の様々な声を今以上に切り捨て、取り分け弱者の切実な要求を実現する道を閉ざすものである。一九九四年に小選挙区制が導入されて以降、国民生活が急速に破壊され、苦難を強いられてきた事実がそのことを示している。その狙いは消費税率アップや憲法改悪を実現するために二大政党制を定着させ、少数政党を排除し、強権政治を確立することにほかならない。国会は国民の意思をくみ上げ、十分な審議を尽くす使命を持った国権の最高機関であり、国会議員を選ぶ制度は、国民主権の原理に基づき、多様な民意が公平、公正に反映されるものでなければならない。無駄を省くなら米軍への思いやり予算や政党助成金こそなくすべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、衆議院の比例定数削減は行わないこと。

一覧に戻る