請願

 

第177回国会 請願の要旨

新件番号 41 件名 いつでも、どこでも、誰もが、お金の心配のいらない保険で良い歯科医療の実現に関する請願
要旨  深刻さを増す不況の中、虫歯や歯周病などの治療を控えたり、入れ歯が合わなくなっても新しく作ることを諦める患者が増えている。多くの患者・国民は医療費の窓口負担軽減と、歯科の保険給付範囲の拡大を切望している。政府の医療費抑制政策の結果、歯科医療費は減少し続け、保険の給付内容も改悪されたため、入れ歯などを作る歯科技工士や、口腔(こうくう)の衛生指導を行う歯科衛生士は、低賃金と労働条件の悪化により、離職や雇用不安も増大し、歯科医療は崩壊寸前になっており、保険で良い歯科医療の提供が困難になっている。
 ついては、国の医療予算を増やして、次の事項について実現を図られたい。

一、安心して歯科治療が受けられるよう、現在三割の窓口負担を軽減すること。
二、小児は永久歯が生えそろう義務教育修了まで、歯科の窓口負担を無料にすること。
三、高齢者が安心して歯科治療を受けられるよう、歯科の窓口負担を無料にすること。
四、保険で良く噛(か)める入れ歯ができるようにすること。
五、保険で歯周病の治療・管理が十分にできるようにすること。
六、金属床の入れ歯や白い歯のかぶせ物など、日常の治療で普及している保険外の治療は保険でできるようにすること。

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