請願

 

第176回国会 請願の要旨

新件番号 403 件名 後期高齢者医療制度の即時廃止、介護保険制度など社会保障の改善・拡充に関する請願
要旨  度重なる改悪で減る一方の年金、介護保険料や住民税の負担増と年金からの天引き、給付やサービスの後退など、高齢者の暮らしの不安は増すばかりである。取り分け、高齢女性の一人暮らしは、半数が一五〇万円以下の収入で、厳しい生活を余儀なくされており、経済的な理由で医療機関への受診が遅れ、死亡に至ったケースも各地で生まれている。多くの高齢者の願いであった後期高齢者医療制度の廃止は先延ばしした。国民の命と健康を守る医療や介護など社会保障の拡充は待ったなしである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度を直ちに廃止すること。
二、国庫負担を増やし、高過ぎる国保料(税)を引き下げること。医療保険の広域化(一元化)を行わないこと。健康保険の窓口負担を三割から二割にし、七五歳以上の医療費を無料にすること。
三、生活保護の老齢加算を元に戻すこと。
四、児童扶養手当削減計画を撤回すること。
五、介護保険制度への国庫負担を大幅に増やし利用者の負担を軽減すること。必要な介護が受けられるよう介護保険制度を抜本的に改善すること。
六、障害者自立支援法を廃止し、当事者の意見を反映した総合福祉法を早急に作ること。
七、消費税を財源としない最低保障年金制度を創設すること。年金受給資格期間二五年を一〇年に短縮すること。

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