請願

 

第176回国会 請願の要旨

新件番号 291 件名 戦時性的強制被害者問題の早期解決に関する請願
要旨  戦時性的強制被害者(いわゆる「慰安婦」)問題が、国会で一九九〇年に取り上げられたが、問題はいまだ解決を見ていない。各国各地で名乗り出た高齢の被害者は、日本との和解を果たせず、無念の中に他界するケースが急増している。事態を憂慮した国際社会から、速やかな対応を促す助言が相次いでいる。二〇〇七年、米国議会下院、オランダ国会下院、カナダ国会下院、欧州議会などで決議が採択され、二〇〇八年はフィリピン議会下院外交委員会、韓国国会、台湾立法院が同趣旨の決議を採択している。また国連やILOなどの国際的な人権擁護機構からも繰り返し、勧告・指摘を受けている。日本の行政府・司法府が一五年以上掛かって解決できない深刻な人権問題の解決に立法府が動くべきである。
 ついては、国権の最高機関である立法府が真剣に取り組み、国際社会において名誉ある地位を占めることができるよう、次の措置を採られたい。

一、戦時性的強制被害者問題の早期解決を図ること。

一覧に戻る