請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 846 件名 水循環基本法の早期制定に関する請願
要旨  これまでの省庁縦割りによる水管理が、生命をはぐくみ、維持している水循環を分断し、災害と開発、自然生態系の破壊、有害化学物質の公共水域への拡散や地下水管理の無法化等、国民の生命にかかわる弊害を招いている。これらの状況を是正、再生し、次世代に引き継ぐためには、森林、農地、市街地、地下水、湖、川、海にわたるすべての水を統合的に管理しなければならず、地域において様々な施策を総合的、弾力的に組み合わせて実施する必要があり、従来の個別法に基づく中央主権的縦割り水管理を脱却し、総合的な行政を担う自治体と住民の連携による地域主権的水管理の確立が不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、水循環型社会の再生と将来世代への継承を目指して、水循環型社会形成の基本理念を定め、国、自治体、事業者、国民の責務を明らかにし、実効性のある施策の基本事項を明示した水循環基本法の早期制定を目指すこと。

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