請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 176 件名 改正国籍法の厳格な制度運用を求めることに関する請願
要旨  平成二一年一月に施行された改正国籍法は日本国籍取得の際に偽装認知等の虚偽申請の問題があり、厳格な制度運用を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、DNA鑑定の審査時における導入を行うこと。
二、申請者や外国人の親の日本における居住実態や、日本人の親による扶養実態等の綿密な調査(国籍付与後の継続調査を含む。)を行うこと。
三、罰則を強化すること。
四、二重国籍を認めないこと。

   理由
 (一)認知するだけで日本国籍取得ができると、偽装認知などを防止できないおそれがあり、改正国籍法を適用する認知の場合のみ、DNA鑑定の導入を求める。(二)日本国民でない親が、特別在留資格を得るために子供を利用するなどの子供の人権侵害を防止するために日本人の親による子供の扶養実態等の綿密な調査を求める(国籍付与後も継続して調査する)。(三)虚偽申請を防止するために、虚偽申請をした場合の罰則を「一〇年以下の懲役又は一〇〇万円以下の罰金」とすることを求める。また、虚偽申請により取得した日本国籍は無効とする旨の規定とその明文化を求める。(四)国籍法の運用に当たり、二重国籍者となる者には、日本国籍を与えないように取扱いを求める。その旨の規定とその明文化を求める。

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