請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 72 件名 医師・看護師不足など医療の危機打開のため、国が医療にもっとお金を使うことに関する請願
要旨  全国で、医師、看護師が足りない、産科、小児科がなくなった、お年寄りが入院できるベッドがないなど、地域医療の崩壊が進行している。高額な患者窓口負担、国保料滞納者からの保険証取上げなどにより、医療機関にかかれない事態も起きている。政府が二五年以上も続けてきた医療費抑制策の結果、医療費は先進国(G7)で最低、患者負担は最高になった。さらに政府は、新高齢者医療制度を実施し、高齢者の負担増や受けられる医療に制限を加えている。医療の危機を打開するために、国は医療にもっとお金を使うよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で医師、看護師の増員・確保をすること。
二、国公立病院の統廃合や独立採算制の押し付けをやめ、産科・小児科を始め地域医療確保のために役割が果たせるようにすること。
三、療養病床の削減計画を中止し、高齢者が安心して入れる施設を増やすこと。
四、高齢者を医療から遠ざける新高齢者医療制度は抜本的に見直すこと。
五、窓口負担を軽減すること。
六、国保料を引き下げること。国保料滞納世帯からの保険証取上げをやめること。
七、医療費抑制の医療構造改革を見直し、医療費総枠(診療報酬)を引き上げること。

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